未体験ゾーンに意図的に飛び込む

私たちは、新しいことを始めるとき、未知の領域へ踏み出すことに恐怖感や不安感を抱くことがあります。子供の頃は、進学や進級といった定期的な環境の変化の中で、自然と新しい体験を重ねていきます。しかし、大人になり社会に出ると、生活環境は大きく変化せず、意識的に行動を起こさない限り、新しいことに挑戦する機会は減っていく傾向にあります。

日本の教育システムは、画一的なカリキュラムを通じて平均的な学力を高めるという点で、世界的にも一定の評価を得ています。しかし、その反面、大人になってから直面する、答えのない複雑な問題に対処するために必要な、自分で思考し解決策を見出す能力を育むという点では、十分とは言えない側面も持ち合わせています。答えのない問題に適切に対処し、あらゆる場面で柔軟に対応していくためには、多様な「原体験」を積み重ねることが重要です。

一般的に「原体験」は、人格形成に大きな影響を与える幼少期の体験を指すことが多いですが、人生のどの段階においても、未体験ゾーンに飛び込み、新たな経験を積むことが、個人の成長にとって非常に重要だと考えています。そのためには、慣れ親しんだ「コンフォートゾーン」から、意図的に抜け出す勇気が求められます。

「コンフォートゾーン」とは、自分にとって心理的に安全で快適な領域を指します。この領域の中では、ストレスや不安を感じることなく、安心して過ごすことができます。

しかし、その一方で、コンフォートゾーンの中にとどまり続けることは、自己成長の機会を逃し、潜在能力を最大限に発揮することを阻害してしまう可能性も孕んでいるのです。

私たちは、常に「自分の限界を決めているのは自分自身」であることを自覚する必要があります。

例えば、今の自分の能力を少し超えるような、難しい仕事に挑戦する機会があったとします。

「自分にはできないかもしれない」「失敗したらどうしよう」という不安から、その機会を避けてしまう人もいるかもしれません。しかし、このような「消極的な行動」を繰り返していると、いつまでも現状維持に甘んじ、本当の意味での成長は望めません。小さな恐怖を克服し、一歩踏み出すことで、世界は大きく広がっていきます。

「できない」と決めつけるのではなく、「どうすればできるか」を考え、行動に移すこと。この「マインドセット」を持つこと。そして、コンフォートゾーンから勇気を出して踏み出してみてください。

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この記事を書いた人

佐藤 駿のアバター 佐藤 駿 クリエイター | 作家

学校では教えてくれない「遊ぶように生きる」最高の仕事術「PLAYプログラム®」︎準備中!バイク事故/脳腫瘍疑惑で絶体絶命を2度経験→生き方をアップデート | ①潜在ポテンシャル ②心身の健康 ③自動化ビジネスを融合して、利益は2倍/働く時間を1/2に | ひとり起業(事業売却6回) | 3社取締役 | 3姉妹のパパ

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