池と川の違いを人に例えると、共通点があります。共通点に気付くことで新しい発見に繋がると感じたので、今回はその内容をシェアしていこうと思います。
川と池の違いと、人と人の交流
まず「池」。いい情緒があったりしますが、水の流れが無くて淀んでいるイメージ。そして「川」。流れがあるので澄んでいて、水が池よりも綺麗です。汚れている川もあるけれど、僕が住んでいる長野県は、川が多くとても綺麗に澄んでいます。アルプスの山々の雪解けやそば、わさび等も水が綺麗なイメージを持つひとつの要因と思っています。
その違いを見ていた時に、これは人と人との交流に似ているなって思いました。僕の場合、よく一緒にいるコミュニティの人達は、同じような価値観なので考えがまとまりやすいです。でもその反面、ずっと同じメンバーだと新しい発想が生まれず、なんだか淀んでいきます。つまり「池」の状態です。
それが、新しい人と食事に行ったり、打ち合わせをしたりすることで、自分のキャパ外の発想を取り入れることができます。まるで「川」のように流れがあるようなイメージ。そうすれば、淀まず進化することができます。
流れがあれば、不調は乗り越えられる
血流とかもそうですよね。血が全身をめぐることで指先まで酸素や栄養を運んだり、老廃物を流してくれたりする役割があります。血流が悪くなると、体の調子が悪くなりかねません。赤ちゃんは新陳代謝が良くて、ちょっと爪が当たって傷になってもすぐ治ってしまいますよね。しかし年齢を重ねると、そういった軽い傷もなかなか治りにくくなり、顔がむくんで気分が乗らないといった、精神的な不調にもつながりかねません。
流れというものは常に古いものを流し去り、綺麗な状態を保とうとします。私たちにとって動いて流れることは、単純でありながらとても大事なのです。
今こそ、新しいことに挑戦できる絶好の機会
コロナで全世界強制価値観リセットのような状態が続いています。それを今までの価値観のまま生きていくのでは、池のように淀んでいくような気がします。
実際に外食店舗なら時短営業や休業要請が出たとき、ただ毎回指示通りにお店を閉めるだけでは池のようにいつかは淀んでいってしまいます。今までやっていなかったテイクアウトやデリバリーを始めたり、キャッシュレス決済をこの機会に導入してみたりして、新しい価値をつけているお店はwithコロナでも淀むことなく、新しい活路を見つけており、また活況となった際には今までよりも強い形態にアップデートされます。
こんな時こそ、どんどん新しい視点で外からのインプットを増やし、流れを作ることが大切なのではないでしょうか。
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