「どうして、自分はこんなにダメなんだろう…」
私たちは、つい「できないこと」「苦手な事」に注目してしまいがちです。しかし、視点を変えてみれば、あなたの「短所」は、誰もが羨む「長所」なのかもしれません。
例えば、私の場合…
- 「新しいものが好き」→「飽きっぽい」
- 「実行スピードが速い」→「細かい管理が苦手」
- 「一人で深く考える」→「周りが理解しにくい」
- 「目標を達成できる力がある」→「健康を蔑ろにしがち」
- 「幅広いマルチポテンシャル」→「一つを極められない」
- 「行動力がある」→「同じところにずっと留まることが苦手」
といった具合に、長所と短所は、表裏一体となっています。
私の場合、自分の長所を活かせる環境か、短所を補えるチームや仕組みがなければ、ポンコツ日本代表になる自信があります(笑)苦手なことは、あきらめましょう。満員電車に乗って毎日同じ場所にいくことやルーティーンワークなどの仕事に魅力を感じず、社会の「当たり前」という価値観に馴染めず、悩んだこともあります。起業したのは高い志からではなく、サラリーマンとしての制約や選択権の少なさにストレスを感じており、その場所に居続けることが困難だったからです。もし、私が、自分の短所ばかりに目を向け悩んでいたとしたら、「ダメな自分」に苦しみ続けていたでしょう。
しかし、「自分には合わない」と感じていたサラリーマンという世界から飛び出し、デザインとテクノロジーを融合させた、新しいビジネスフィールドを見つけ出すことができました。この世界は、「型破りな発想」や「スピード感」を活かすことができ、「飽きっぽい」という短所も、「常に新しいものを生み出し続ける」という強みに変わりました。まるで、パズルのピースのように、私の個性と、このフィールドの特性が、ぴったりと組み合わさったのです。これは、まさに、ホメオスタシスが働いた結果と言えるでしょう。自分の居場所を間違えた魚が、本来の川に戻ってくるように、私もまた、心地の良い居場所にたどり着くことができた参考例です。あなたの個性もまた、世界のどこかで必要としている場所が、必ずあります。