「会社員の安定を捨てて、起業するのは怖い…」
「失敗したらどうしよう…」
新しい挑戦を前に、不安や恐怖を感じるものです。考えるだけでゾッとしませんか?しかし、その 「怖さ」 こそが、私たちを 「本気」 にさせ、大きな成長へと導く原動力となるのではないでしょうか。「自腹を切る」という行為を通して、物事を決めないと「本物」の思考にならないのです。会社員として働く場合、たとえ大きなプロジェクトを任され、多額の予算を管理していたとしても、それはあくまでも「会社のお金」です。失敗したとしても、最終的な責任は会社が負ってくれます。その分、成功した時の「報酬」も、会社のものとなります。一方、起業したり、フリーランスとして独立したりする場合、すべての責任は、自分自身にあります。
- 資金調達
- 商品開発
- マーケティング
- 顧客対応
- 経理処理
など、あらゆる業務を、自分自身で行わなければなりません。自己資金や借入などのリスクを背負ってお金を払うからこそ、成果も失敗も自己責任で、全ての成果は直接影響します。だからこそ成功するために細かいところまで考え、本気で戦略を考え改善するのです。身銭を払って戦い続ける人たち「だけ」が共有できる世界があるのは事実で、「自腹を切る」という行為は、私たちに、強烈な「責任感」と「危機感」を植え付けます。
「自腹を切る」経験は、
- 責任感
- 危機感
- 決断力
- 行動力
- 問題解決能力
など、ビジネスやライフスタイルに必要なあらゆる能力を鍛えてくれます。それは、まるで、厳しい訓練を通して、強靭な肉体と精神を手に入れる、アスリートのようです。「自腹を切る」ことは、決して、無謀な挑戦ではありません。
机上の空論から脱却する「実践知」の力
どんなに素晴らしいビジネスプランや戦略も、机上の空論に過ぎません。上辺の知識は、実践している「本物の実践知」の前に、ふるいにかけられ見極められていきます。実際に、「自腹を切って」事業をスタートさせ、顧客と向き合い、試行錯誤を繰り返す中で、
- 本当に顧客が求めているものは何か?
- どんな課題を解決する必要があるのか?
- どのようにすれば、ビジネスを成功させることができるのか?
といった、「実践知」を身につけていくことができます。学ぶ機会は、本、インターネット、セミナー、オンライン講座など、どこにでもあります。しかし、「学ぶこと」にハマりすぎて、 「わかったつもり」 になってしまう人が少なくありません。
- 「知識」は豊富なのに、「行動力」がない
- 「理論」は完璧なのに、「実践」が伴わない
このような状態では、何もやっていないことと同じ意味で、「学ぶこと」の罠にハマっている状態です。「知識」を「知恵」に変え、「理論」を「実践」に繋げる ためには、 「行動」 することが不可欠なのです。「背水の陣」という言葉があるように、 「退路を断つ」 ことで、私たちは、驚くべき力を発揮することができます。起業や独立は、まさに、「退路を断つ」行為です。安定した収入源を失い、不確実な未来に飛び込むことは、勇気のいる決断で、子供や家族がいる状態だと、より怖いでしょう。私も起業したときは2人の子供がいる状態で、しかも建築業界からITという異業種での立ち上げだったので、本当に怖かったのを今でも覚えています。しかし、だからこそ、「絶対に成功させなければいけない」 という強い決意を持って、動き続けることができるのです。そして、その「覚悟」こそが、私たちを 「本気」 にさせ、周りの人にも伝わり、違う世界へと導くのです。主体性を持つには起業や副業など、個人名で自分だけの看板で矢面に立つことです。