恐怖を感じたら、チャンス到来

新しいことを始めるときには、必ずと言っていいほど怖いことや面倒なことが増えるものです。自分の知らないことに触れる機会が多いので、そう感じるのも当然でしょう。

我が家の子供たちも進級したり進学したりする際は、やはり少し怖がっている様子でした。新しい友達ができるのか…いろいろと不安を抱えていたようですが、行き始めるとすぐに友達ができて、今は楽しそうに通っています。

未知の世界は、怖いし手間がかかる

社会に出ると子供達のように進級や進学といった定期的な生活環境の変化もなく、子供の頃と比べると自分が何か新しいことを始めない限り、新しいことに挑戦する機会が少なくなります。それでも何か新しいことに対しての恐れや不安といった感情は大人になっても変わりません。

例えば、ダンスを始めたいと思ったとき「周りは知らない人だらけで嫌だな」「下手な踊りを見られるのが恥ずかしい」といった感情がやりたい意欲よりも大きく、億劫になり結局は一度もチャレンジすることなくあきらめてしまった…似たような経験が皆さんにもあるのではないでしょうか。

しかし思い切って一歩踏み出してみると、気の合う仲間に出会い、できることが増えて徐々に楽しくなったりしてくるものなのです。もちろん始めてからも、試練は続きます。人の前で披露するなど練習の成果を出す場面になったとき「ミスできない」「ステージに立つのが怖い」「人に見られて恥ずかしい」…などといった気持ちになるでしょう。

でも出ると決めたからには練習に励まざるを得ません。そのステップが更にダンスの上達につながり、ステージも無事終えることができて、大きな達成感と成功体験を得ることができます。そこであらためてダンスの楽しさを味わえますし、もし改善点が見付かればさらなる成長へのきっかけともなります。これらの過程が繰り返されることでダンスの技術が向上していくのです。このように、チャレンジの積み重ねは人を一歩ずつ成長させていくものなのです。新たなステップに上がるたびに、怖いなどのマイナスな感情は生まれますが、その感情と経験こそが成長の鍵なのです。

自分の限界をつくらない

これは仕事でも同じことが言えます。自分の能力のキャパシティを超えているような仕事が振られたとします。そういったときに「これちょっと分からないからやめるか」と消極的な行動をとってばかりいると、全部想定内の安易な案件のみをこなすようになってしまいます。自分が出来る範囲内の、先の読める仕事を主にやっていては、新しいことに関わらない分、今ある能力の範囲だけで判断し遂行していく形になるので、成長曲線は永遠に平行線のままです。

仕事においての限界を自分で先に決めてしまうとチャレンジの機会を逃します。まずはやってみる精神で少しだけ背伸びをした、自分の能力の限界を少し超えたあたりの仕事にトライしてみましょう。やってみると意外と何とかなるもので、結果的に基準や目線が上がり自己の成長につながるのではないかと思います。

トライアスロンへの挑戦

僕はトライアスロンを始めた当初、挑戦を宣言しておきながら正直嫌な気持ちがありました。走るのも泳ぐのもつらいことが分かっていたからです。また、自転車を漕ぐのも何十キロになるのか想像もつかなかったので怖さも感じていました。

しかし実際に始めてみたところ、新しいコミュニティができたり、自然の中で走ったり運動をしているうちに、漠然とした恐怖感や不安感がやわらぎ、気持ちに変化が現れてきたのです。

それだけでなく、練習で痛めたところを診てもらうために病院に行ったことが、自分の体を見つめ直すいいきっかけになりました。それまでは健康に対する意識が低かったのですが、トライアスロンを始めたことで、今では体調を常に意識するようになりました。ですから病気の予防という面でもとてもよかったのではないかなと思っています。健康意識の変化は自分にとって思いがけない副産物でした。しかもコンディショニングブランドをPLAYNを作ってしまうほど身体のことについてハマっているので、ちょっとトライすることでだいぶ世界が動くんだなと感

コンフォートゾーンから抜け出そう!

以前、「池と川の違いを人に例える」というテーマで、「人は居心地のいい場所にずっといると池の水のようによどんだ状態になってしまう」と書きました。よどんだ状態を脱する、つまり自己の変革を望むのならコンフォートゾーン(居心地のいい場所)を飛び出す覚悟が必要なのです。

しかし、いきなりトライアスロン挑戦というような高いハードルを超える必要はありません。まずは低いハードルからでも構わないので自分のコンフォートゾーンから出られるような小さな行動を起こしてみましょう。

例えば、普段通らない道をあえて通ってみる。あるいは、ランチのときにいつもと違ったメニューを頼んでみる…このようなささいな行動の積み重ねが新しい発見につながるかもしれないのです。また、新しいコミュニティに少し顔を出して、これまで関わりのなかった人と会話するだけでも、未来が変わってくるかもしれません。小さな経験を積み重ねていくと徐々に経験のデータベースが増え、いずれ自分のスタイルが確立されていくはずです。

冒頭でも言いましたが、新しく何かを経験するとき、未知なものに対する恐怖感を伴うことがあります。そんなとき、怖いと感じることは新しい未来を作るチャンスなのだと僕は思うようにしています。これまでの経験上、チャレンジするまでに感じていた恐怖は、チャレンジした後にそれ以上の新しい感情と新しい自分を生み出してくれると知ったからです。
皆さんもやってみたいけど怖くてできなかったこと、面倒でやらなかったことなど、これを機に思い切って挑戦してみませんか。

恐怖は新しい未来へのチャンス

普段の生活や仕事において新しいことを始めるときに、わくわくした感情と共に、ほとんどの人は不安を抱いたり恐怖を感じたりすると思います。しかし、一旦行動を起こしてみると、想像していたよりも意外にスムーズにいくことも多いものです。一歩踏み出す前のそういったネガティブな感情は、自分自身を成長させるために必要不可欠な感情なのかもしれません。

自己の成長を望むのであれば、不安や恐れなどの感情に囚われることなく、未知のものに意欲的に取り組んでみましょう。そうして積み重ねた経験の先に、今とは全く違う、新しい自分に出会えるかもしれないと思ったら、この先の未来が少し楽しみになりませんか。チャンスは得てして自分のコンフォートゾーンを少し出たところにあるものです。

移動中やスキマ時間は、音声でもお楽しみいただけます!

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恐怖を感じたら、チャンス到来 by らしさ溢れる世界へ。 新しいことを始めるときは決まって怖いことや面倒なことが増えます。自分の知らないことに触れる機会が多いので、先が見通せずに恐怖を感じるのも当然でしょう。 しかし、...

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この記事を書いた人

佐藤 駿のアバター 佐藤 駿 クリエイター | 作家

学校では教えてくれない「遊ぶように生きる」最高の仕事術「PLAYプログラム®」︎準備中!バイク事故/脳腫瘍疑惑で絶体絶命を2度経験→生き方をアップデート | ①潜在ポテンシャル ②心身の健康 ③自動化ビジネスを融合して、利益は2倍/働く時間を1/2に | ひとり起業(事業売却6回) | 3社取締役 | 3姉妹のパパ

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