自分を定点観測する…つまり、他人との比較ではなく常に自分自身と比較するということです。
減量をした場合、その効果のほどは体が絞れてくると見た目で分かりますし、ヘルスメーターに乗れば一目瞭然です。しかし、血液の場合は、定期的に血液検査をしないと各項目の数値は分かりません。また、心の状態なども「心がいい感じ」とざっくりとした感じであれば分かるかもしれませんが、定量化するのは困難です。心の状態を定点観測するようなことは、メンタルコーチをつけて、状態について常にモニターしておかないとおそらく難しいのではないでしょうか。数値化、定量化をしなければ、どのサプリを飲んでどう痩せたのか、何に効いているのか分かりません。また、運動をして減量する場合でも、ただやみくもに運動するのではなく、どの運動が体にどう作用するのか知っていたほうが効率はいいはずです。
【自分にあった健康管理ツールを取り入れてみる】
健康管理のためのツールや、プロダクトの類いはそこそこ出回っているようで、僕の場合、アップルウォッチを使っているのですが、機能の面でまだまだ物足りない感じがしています。
「FreeStyleリブレ」という腕に貼って使うツールがありますが、例えばラーメンを食べた後に血糖値がどれくらい上がっているのか、いつまで上がり続けているのかといったことを可視化してくれ、主に糖尿病患者の自己管理に用いられます。
引用:https://www.myfreestyle.jp/patient/howto/overview.html
また、スマートウォッチ「GoBe3」は、消費カロリーや水分バランス、脈拍等をモニタリングしてくれるほか、食事の際に7~8割ぐらいの精度で摂取カロリーを算出する機能を持っています。摂取カロリーを自動計算できるのは現時点でGoBe3だけではないでしょうか?(2021/2 時点)
引用:https://healbe.com/ja/
「ラーメンを食べたら2000カロリーだったよ」という感じでカロリーを自動で測ってくれる非常に優れた機能なのですが、この機能をアップルウォッチにもぜひ付けてほしいと個人的には思っています。
【GLP-1ダイエットとは?いろいろなダイエットが試せる時代】
テクノロジーの進化によっていろいろなダイエット法を試せる時代になりました。糖尿病の治療に使われるGLP-1受容体作動薬をダイエットに応用した「GLP-1ダイエット」と呼ばれているダイエット法があります。GLP-1(インクレチン)とは、食事をとると小腸などから分泌され、膵臓を刺激してインスリンの分泌を促すホルモンのことです。(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより)
【心の状態は、客観的な視点で定量化してみる】
心の状態というのは定量化するのが難しいという話をしましたが、定期的に会う仲間と話をしていて、「なんか最近調子が悪そうだね」と客観的に言われることが定点観測するということに入るのかなと思います。そのようないい仲間を見付けておくことが心の状態を知るには必要なのかもしれません。
2020年は外出自粛など、直接会える機会は減少してしまいましたが、zoomやgoogle meet、LINEといったツールが当たり前の日常になり、オンライン上でちょっとした定量化することができるのではないでしょうか。
地域や家族、友人との関係性というのは多面的にみて状態を共有している状態ともいえますね。
【ヘルスケアのポイントは把握すること】
「サプリを飲む」「運動をする」「食生活を見直す」…何かしら自分なりの健康法を実践されている方も多いと思います。いずれの方法をとるにしてもただ漠然とやるのは非効率で、続かないことが多くもったいないです。健康法を最大限に活かすためには客観的な判断材料となるもの、それが数値化、定量化できる方法は何かを把握したうえで行うことを心がけると、自分の目指す自分に効率よく近づくことができるのではないでしょうか。
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