怖くても捨てる、断捨離
みなさんは断捨離をしていますか?僕は定期的に洋服や身の回りの物、そして事業についても断捨離します。
事業の断捨離の話でいえば、元々僕の会社はウェブサイトのデザイン制作やアプリの設計など、主に受託制作で売り上げを伸ばしてきた会社です。僕は長野に住んでいるのですが、クライアントさんのほとんどが東京の企業ということもあって、今回のコロナのために物理的な行動の面で影響を受けました。仕事自体はオンラインでも可能なのですが、受託制作は、コロナをきっかけに全てやめることにしました。
受託制作が売り上げの主軸だったので、やめるという事は当然業績が下がります。赤字になることを分かっていながら、それを捨てることはとても勇気がいりますし、とても怖く感じました。今はウェルネスブランド「PLAYN」を立ち上げて新しい事業を進めていますが、断捨離をしてしばらく経った今でもその気持ちは変わらないものです。
捨てることで得られるもの
「捨てれば新しく入ってくる」とよく言われています。確かに一度辞めると決断してしまえば、決断するまでに割いていた時間や思考が軽くなります。そして新しいことが考えやすくなり、時間を掛けられるようになりました。ラジオもその時間が出来たから始められました。また、ラジオなどで発信することによってまた新しいオファーを頂いたりもしています。
実際に経験した事柄から見出された法則、つまり経験則として感じたのは、怖いと思っても一回手放してみると、新しくアップデートされて良くなっていくということです。だから、今回も怖いけれどきっと大丈夫だろうと思っています。
おそらく人にも企業にも見えないキャパシティがあって、考えが毎回その範囲を超えて行かなかったため、新しいことができなかったのだと思います。見えない自分のキャパシティを捨てることによって身軽になり、「本当は何がよかったのか?」とフラットな思考で考えられるようになると思います。
家の掃除をするとき、使用していないものをいろいろ捨てると思います。そして、捨てて空いたところにまた新しい物を買ってしまうと、当然物は減ってきません。しかし、新しいものを詰め込まずに物を捨てていくように意識すれば、身軽になり心が豊かになっていくような気がしています。
パターン化することで生まれる時間と効果は絶大
頭の中に砂嵐のような思考のノイズがあるときには、僕はサウナを利用することで頭をクリアにしています。僕は日本サウナ学会の会員になってしまうくらいサウナ好きなのですが、サウナには、不安や緊張感、不眠といった様々な症状の原因となる自律神経の乱れを整えてくれるような効果が期待できるのです。
あとは、余計な事を考えなくて済むようにパターン化します。例えば僕の場合、携帯はズボンの左ポケット、鍵は右ポケットと決めています。そうすると鍵を探すのに時間を浪費することもないですし、鍵を取り出すのに考えるということもありません。そこに無ければ、持って無いとすぐに分かります。
バスケに行くときも、バスケセットとして普段から用意してあれば、それを持って行くだけで良いので、いつでも行ける状態になります。探している時間からは何も生まれないので、そういったことのために貴重な時間を失うことのないようパターン化しているわけです。
パターン化することで使わなかった判断力を、ビジネスについて決断するときのために余力として残しておくといった考え方でやってきています。恐らくあまりここまで考えないと思うのですが、僕は普段からそのようにして貴重な時間を生み出す工夫をしています。
手放す勇気
誰しも過去のしがらみや、ずっと抱えている周囲との関係性などがあると思います。そういった不要な物事は少しずつ捨ててみることで心や体が軽くなり、そこに入ってくる余地ができます。その余地で新しいことに挑戦しやすくなるのです。
心のゆとりが生まれて、本当に必要なものや自分のやりたいことが明確になり、その先に自分でも想像出来なかったような新しい未来があるのではないかと思っています。普段それほど使っていなかったり重くのしかかっていたりする物事を見直して、勇気を持って少し手放してみることで、きっと新しい未来が出来ていくと思うのです。
まずは身の回りから見直そう
新しいことにチャレンジするときや新たな人との出会いを求めるのならば、自分の持っている物や考え方を維持するだけでなく、時には思い切って捨ててみることも一つの有効な手段だと思っています。
心機一転したい時にはまず断捨離をしてみてください。自分自身や身の回りのことやモノを見直してみると、不要なモノが見えてくるかもしれません。不要なものを手放したら新しく手に入る何かが見つかるかもしれません。
移動中やスキマ時間は、音声でもお楽しみいただけます!