「好きなこと」vs「稼げること」

本当に好きなことを仕事にすることは、単に日々の業務を楽しむだけでなく、人生全体を豊かにし、充実感に満ちたものにするためのカギとなります。反対に、「お金を稼ぐこと」だけを目的に仕事を選んでしまうと、様々な弊害が生じる可能性があります。好きなことを仕事にすることのメリットは、計り知れません。

1. 仕事とプライベートの境界線が曖昧になり、人生全体が充実したものになる

好きなことを仕事にすると、仕事とプライベートの区別が曖昧になり、人生全体が有機的に繋がる感覚を得られます。仕事が趣味であり、趣味が仕事である状態は、常に情熱を燃やし続け、新鮮な気持ちで日々を過ごすことを可能にします。

2. 遊びの延長のように、楽しみながら仕事に取り組むことができ、ストレスが軽減される

好きな仕事は、遊びのように楽しく、没頭できるものです。仕事に熱中することでストレスを軽減し、むしろ活力や充実感を得られるでしょう。

心理学者ミハイ・チクセントミハイは、時間を忘れて何かに没頭している状態を「フロー状態」と定義しました。フロー状態に入ると、高い集中力と創造性が極限まで高まり、最高のパフォーマンスを発揮できるとされています。スポーツ選手が試合後に「ゾーンに入っていた」と言っている時がまさに極限の集中力が生み出す、一瞬の閃光のようなものです。例えるなら、「数時間にわたるフローという川の流れの中に、一瞬だけ現れる、まばゆいばかりの滝壺がゾーン」とも言えるでしょう。好きなことを仕事にすることで、自然とフロー状態に入りやすくなり、仕事で最高の成果を上げながら、心身ともに健康な状態を保つことが期待できます。

3. アイデアや改善策が生まれやすく、自然と高い成果に繋がる

好きなことに対しては、自然と探求心や好奇心が湧き上がり、積極的に学び、成長しようとします。結果として、アイデアや改善策が生まれやすくなり、高い成果に繋がるのです。

4. 自己肯定感や幸福度が高まり、困難な状況にも立ち向かうことができる

好きなことを仕事にすることは、自己肯定感や幸福度を高め、困難な状況にも立ち向かうための原動力となります。ハーバード大学の研究によると、自分の仕事に「意義」や「やりがい」を感じている人は、そうでない人に比べて、仕事のパフォーマンスが向上し、ストレス耐性も高くなるという結果が出ています。

5. 人生100年時代の探求

人生100年時代と言われる現代において、長期間にわたって働き続けるためには、単にお金を稼ぐためだけの仕事ではなく、心から楽しめる仕事を見つけることが重要です。

一方、「お金を稼ぐこと」だけを目的に仕事をしてしまうと、以下のようなリスクが考えられます。

1. 仕事に対するモチベーションが低下する

興味のない仕事は、苦痛を伴い、モチベーションを維持することが困難です。ストレスを感じやすく、心身に悪影響を及ぼす可能性もあります。

2. 諦めてしまう可能性が高くなる

困難な状況に直面したとき、好きなことであれば乗り越えるための努力を惜しまないでしょう。しかし、お金のためだけの仕事では、簡単に諦めてしまう可能性があります。

3. 人生の満足度が低下する

仕事は人生の大部分を占める活動です。やりがいや充実感を感じられない仕事は、人生全体の満足度を低下させる要因となります。

4. 死の直前に後悔する

自分の人生を振り返った時、「あの時、本当にやりたいことをやっていれば…」と後悔する可能性があります。

5. 健康を害する可能性が高まる

ストレスの多い仕事は、心身に悪影響を及ぼし、健康を害する可能性も高くなります。

「仕事を“頑張る”」と意気込んでいる時点で、「楽しんでいる人」に後れを取っているのかもしれません。また、どれだけ経済的に成功しても、妻や家族から見放されたり、飲みに行く友達もいなかったりしては、幸せとは言えません。自分の中にある自然体に逆らわずに、農薬や化学肥料などの化学物質を使用せず、自然の力を生かして生産されるオーガニックな状態を保ちましょう。

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この記事を書いた人

佐藤 駿のアバター 佐藤 駿 クリエイター | 作家

学校では教えてくれない「遊ぶように生きる」最高の仕事術「PLAYプログラム®」︎準備中!バイク事故/脳腫瘍疑惑で絶体絶命を2度経験→生き方をアップデート | ①潜在ポテンシャル ②心身の健康 ③自動化ビジネスを融合して、利益は2倍/働く時間を1/2に | ひとり起業(事業売却6回) | 3社取締役 | 3姉妹のパパ

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