「もっと頑張らなければ…」「できない自分を克服しなければ…」
自分の「弱点」を克服しようと、必死に努力していませんか?
もちろん、努力することは素晴らしいことですが、努力している人は楽しんでいる人に勝りません。弱点を克服する労力は、得意なことを磨き上げるよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする上に、報われる可能性が低いのです。人生は有限なので、あなたの貴重な時間とエネルギーを、自らの強みに集中して注ぐためには、元気に稼働できる残り時間に気づき、どこに重心を置いて行動するか「考え方」を変えてみる必要があるかもしれません。
あなたの「強み」は、高性能エンジンを搭載したバイクのようなものです。このバイクは、あなたの「得意なこと」「好きなこと」「夢中になれること」を燃料として、驚くべきスピードで、あなたが輝く場所へと運んでくれます。しかし、多くの人は、この素晴らしい高性能バイクを、ガレージに放置したままにしています。なぜなら、「パンクしたタイヤ」ばかりに気を取られ、「バイクを走らせること」よりも、「タイヤの修理」に、時間とエネルギーを費やしてしまうからです。「できないこと」「苦手な事」を克服しようとすることは、決して悪いことではありませんが、そこにばかり意識を向けていると、あなたの「強み」であるエンジンは、錆びついたままになってしまいます。人生を力強く、そして、スムーズに進んでいくためには、「強み」という名のエンジンに、どんどん燃料を注ぎ込み、力強く走らせ続けることが大切です。いくらガソリンが潤沢にある状態であっても、パンクしたタイヤでは思った通りに走り続けることは困難なので、時には立ち止まり「弱点」という名のタイヤの状態をチェックし、適切なメンテナンスを行うことで、「パンク」というリスクを最小限に抑えることができます。
具体的には、
- 自分の「強み」を徹底的に洗い出す
● あなたが「簡単にできてしまうこと」「時間を忘れて熱中できること」「周りから褒められること」は何ですか?
● ノートに書き出したり、信頼できる人に聞いてみたりして、あなたの「強み」を明確にしましょう。 - 「強み」を最大限に活かせる環境を選ぶ
● あなたの「強み」が活かせる仕事、人間関係、コミュニティを選びましょう。
● もし、今の環境が合わないと感じたら、思い切って環境を変えることも検討してみましょう。あくびをするとうつるように、合わない人や環境にいると、どんどん悪い状態になります。 - 「弱点」は、得意な人に任せるか、仕組みでカバーする
● あなたの「弱点」を補ってくれる、パートナー、仲間、ツールを見つけましょう。
● 苦手なことを無理に克服しようとするよりも、「得意な人に任せる」方が、はるかに効率的です。